2010 年 7 月 のアーカイブ

ミラクル

2010 年 7 月 29 日 木曜日

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前号より、続きました!

写真は東側の、昨年、鴨レストランだった田んぼです。

今年はざんねんながら、ここに鴨隊は来ませんでしたが、それでも草が抑えられています!

理由としては、

前号に書いたとおり、水草の繁茂だったり、他には、事前の除草作業だったり
(田植えの前に、田んぼに長期間、水を張り、草を一度生やしてトラクターで練り込む作業)

田植え後に、除草機を一度かけた事や、昨年の鴨隊のおかげか、年越しの草の種が少なかった事、

何より、草に負けない、強い苗だった事…

など、色んな計り知れない事象が重なったのでしょう、草が(あまり)栄えませんでした。

 

ハート型のピカピカした肉厚の葉っぱが、コナギですが、土が見えない程は茂っていません。

無農薬、無化学肥料稲作を始めて数年後…、

今から、ほんの四年前までは、

このコナギが、南側の田んぼに、一面に草原のように広がり、その中に、コナギに田んぼの栄養分を喰われて、
一株が数本にしか増えなかった、ひょろひょろの稲が、風にそよいでいるという、景色でした。

稲刈り時には、コンバインに、繊維が硬くて長い、ホタルイという草が絡まるので、
5メートル進んでは止まり、
しかも下の方に繁茂している、コナギを刈らないよう稲穂だけを刈る、高刈りをしたらば、

終えてみると、稲穂が刈られ、一面に広がるコナギ畑…。

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(←何年か前の南側の田んぼ。一面、草で緑です。この緑の草一つ一つが、夏には成長して、大きなコナギの株になってました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

薬剤を使わない稲作は理想ですが、
このまま熱意と根性だけでは、いかんともし難いと、思っていた矢先、

知人親子が、教〇テレビで、子ども向け??に、稲作を紹介していた番組を見て、教えてくれ、ネットで探してくれた、栃木県の、とある稲作研究所。

そこの稲作研修に二年通い、根本的に稲作技術を変えたことや、

我々、田んぼに関わるスタッフを始め、人間と、田んぼと、稲の歩調が合ってきたからこそ、

ある時は、鴨隊が草を総ナメにし、
ある時は水草が繁茂して他の雑草が栄えず、

人知を越えて、でも、人事を尽くしたからこそのミラクルがあったのだと思うのです。

ようやく、コナギ栽培するかのような稲作ではなく、

稲を育てる稲作が、

除草剤も化学肥料も農薬も使わず成立できるようになってきました。

そういえば、最初、鴨が来たのも、苗作りに失敗して、苗を育て直して、田植えが遅くなったからでした。

良かった事、成功した事だけでなく、失敗にも遠回りにも見える、

全ての、全ての、ことが、ここに集って、
奇跡のように見える事が起こっているんだと思うのです。

本当に、みんな、がんばったぁ!!

(こんなエラく書いてても、いつも写真撮ってるだけですいませんf^_^;)

 

網本朝香

中干し

2010 年 7 月 29 日 木曜日

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中干しが7月20日からスタートしています。

中干しとは。

今までたっぷり張っていた田んぼの水をすっかり抜いて、

一度田んぼの土を乾かす事です。

何のために?

いろいろありますが、

☆稲刈りの準備として地固め
(稲刈り機=コンバインが、田んぼに入りますから…特に有機田んぼのように、田んぼの泥が柔らかく、深いままだと、コンバインが埋まってしまいます)

☆稲の根張りを促す

水を切って中干しも一週間を過ぎると、表面もひび割れし、乾いてきます。

稲は水を求めて、地中深くに根を伸ばし、
台風などにも倒れない根っこが出来ます。

他にも色々あるようなのですが、非常に専門的なので、
熱血田んぼファーマーをやりたい方に、熱く語ることにします。

さてさて、
写真は南側のみんなで田植えをした田んぼなのですが、

草が…(あまり)無い!

今年も南側には、昨年とは、おそらく違う、若い鴨隊が7~8羽しばらくいて、草を食べていたようなのですが、

それに加え、水草が繁茂しました!たっぷり繁茂すると、泥まで光が届かず、
コナギやホタルイ、ヒエ…といった、稲作には困る草が、発芽しても、光が足らず成長できなかったのだと思われます。

面白く、脱力な事に、がんばって除草機をかけた所より、かけなかった所の方が、
水草も除草されず、結果コナギが抑えられたようです。

もちろん田んぼの状態によって変わってくるでしょうが、

今年にとっては脱力な、来年にとっては朗報な結果です。

除草剤を使わないファーマーとしては、ここまで田んぼが出来上がって来ると、もう感涙、拍手、本当におかげさま状態なのです。

わかるでしょうか、伝わるでしょうか、この凄さ、素晴らしさ…(涙)

季節と同じく、熱く長くなるので、次号へ続く!

 

網本朝香

子思い徳利

2010 年 7 月 26 日 月曜日

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なんでしょう?

とっくり蜂の徳利です!

「?」ですよね。

しかしまあ、なんと素晴らしい形!
ロクロを回したんかい!と言いたくなる丸み!

7/19、夏到来の暑~い先日、

生きもの先生の
林鷹央先生に来ていただき、
ちびっ子達や、未だに子どもな大人達、合計40人ほどで、

毎年恒例になった「田んぼ周りの生きもの調査」をした時の事。

もちろん、「田んぼ周り」に含まれる(泣)我が家の周りを歩いていると

これを発見したわけです。

徳利の正体は、

その名も、
「とっくり蜂」の、
幼虫のための家。
親がこれを作り、中に卵を産んで、生まれて来る我が子に住処を用意するという、

なんだか、ありがたい徳利なのです。

泥で作られた、小さな徳利を目の前に、
本物をしっかり見て、
先生の説明をふむふむと耳で聞いた途端、

小さい頃に、図鑑か何かで見たのであろう、うっすらとした記憶が、

釣り糸を手繰り、海深くから浮き上がり、その姿が明らかになるかのように、

鮮やかな、活きた知識になりました。

そんな、たまらなく楽しい瞬間が「勉強」している醍醐味ですね!

生きもの調査、満喫しました!

林先生ありがとうございました!

 

網本朝香

に~い に~い に~い・・・∞

2010 年 7 月 26 日 月曜日

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にいにい蝉です。

孵化直後なのかな?色が全体的に、まだ薄い気がします。

只今の季節、我が家は、この「にいにい蝉の鳴き声(合唱)の振動」に包まれています。

それはそれは、
日の出4:30から、日は暮れてしばらく後まで、

休むことなく絶え間なく聞こえて、

もう、世の中の「音」の一部、いや景色にすら溶け込んでいます。

当たり前すぎて、聞こえないくらい…

耳には入ってはいるけれど、感覚が捉えないレベルになっています。

 

網本朝香

明けましたかな

2010 年 7 月 16 日 金曜日

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今日7月16日。

朝からいいお天気・・・明けましたかな?

何の話か・・・と言わずと知れた梅雨のことです。

人間にもちゃんとセンサーがあって、梅雨独特の重い空気感?気圧?をしっかりと感じているわけです。それが少しずつおとついから軽くなっていたような感じがして、更に今朝、軽くなったような・・・。気象庁様の発表はどうなのかは置いておいて、人間も自然の一部ですから、当然皮膚なんかでお天気予報が可能なはず??

 

私の故郷、京都市では、今日7月16日は、かの有名な「祇園祭」の宵山。

7月の一ヶ月間を通して行われる祇園祭の、盛り上がりピークが、今日16日の宵山、明日17日の・・・何十基とある鉾(ほこ)の市内巡行です。

7月12日頃、コンコンチキチン・・・のお囃子が町の辻々から聞こえ出し、蔵にしまってあった鉾が組立てられると梅雨は最終章、17日の巡行が終わると梅雨も明けると言われてきました。

やはり今日は宵山の日。関西関東と、多少の時差あれど、そろそろ梅雨が明けてもおかしくない時分です。

 

明けたらば。京都の夏と言えば鱧(はも)です(涙)

盆地のため、全く無風で、自らが動かないと、身にまとわりついた空気が動かないような・・・じっとりとした暑さがおさまらぬ晩御飯時、

扇風機がぶうう・・・ん・・・・と静かに唸る振動の中、鱧の落とし(湯引きみたいなもんです)をわいわい食べるあの感覚を、

薄墨に包まれる夏の宵の口、さすがに懐かしく恋しく思い出します。

 

この季節、田んぼの梅雨明けから、毎年つながるのは故郷の話。

 

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写真は、数年前に祇園祭にどうしても行きたくなって駆けつけた、宵山の風景。

今週末は杉戸でも夏祭りです。うちの娘たちにとっては、これが故郷のお祭りになるのかな。

 

網本朝香

植物調査報告

2010 年 7 月 13 日 火曜日

去る6月24日、杉戸の網本欣一田んぼに、

NPO法人 生物多様性農業支援センターインストラクター

NPO法人生物多様性農業支援センター准講師、生きもの調査インストラクター、NPO法人めだかの学校顧問、NPO法人日本オーガニック検査員協会正会員、オーガニック検査員…

                の

関口晋太郎(せきぐち しんたろう)先生という…平ったく言えば、

植物先生が来てくださって、畦の草の調査をしてくださいました。

 

草なんてどれも同じと思っているそこのあなた!!

違うんですよ!一つ一つに名前とストーリーがあります。

 

とはいえ、春の草のように可憐な花が咲いているわけでなく、緑濃い葉っぱばかりの夏草!!

さすがの植物好きの私も、来ていただいても、私に区別なんて付くのかしらと思いきや、

びっくりびっくり、なんでも出てくる辞典のような先生で、植物とさらに仲良しになれた一日でした。

 

うちの畦に生えていた草も紹介していきたいと思います。

え、興味ない???

そんなこと言わないで、畦の草からいろんな世界が垣間見え・・・るかもしれませんが、そこまで大げさなわけでなく、お付き合いくださいよ。

まず第一番目。

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自然界には、こんなきれいな造形があります。

これはスミレspの種。

(スミレの一種、spとは、~の一種の意味です。スミレの仲間だけど、その先詳しくはわからない時にspを使います)

別にカッターで、種房をスライスしたわけでなく、最初からこの状態、種が丸見えでした。

春に咲く花も可愛らしいですが、種もアートだあ。

え、畦にスミレ?咲きますよ。

スミレと言うと幼稚園のすみれ組さん…いえいえ、園芸品種・・・花壇の花の感じもしますが、

本来、雑草で、あぜや庭の片隅、山にも良く咲きます。

 

スミレの種があるということは、春の花の時期から、少なくともここまで、この畦は除草剤を使っていない、ということになりますね。・・・おや、草から世間が垣間見えましたね(拍手)

 

こんな調子で、しばらくご紹介タイムです。

 

網本朝香

成長

2010 年 7 月 13 日 火曜日

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田植えから一カ月と一週間ほど経ちました。

 

こんなに大きくなったよ!

 

そろそろ茎も20本ほどに分けつして、(稲は一粒の米が一本の苗になり、一本の苗が、条件が良いと、マックス30本ぐらいにまで増えます。…これを分けつといいます。)中には立派な株になってきたのもあります。

 

問題の草ですが・・・多少は生えているのですが、

どうやら、水の中で藻類が繁殖して、水底の泥まで光が届かず、コナギや、ヒエといった、稲の成長にとって困る草が、生育できないでいるようです。

今年は、昨年のカルガモ隊はこなっかたけれど(ざんねんすぎる~~!)、藻類の繁殖のおかげさま、

草はこれ以上は茂らないか…なんとかこのままでいけそうですよ。

 

網本朝香